意思決定は、実は身近なもの
「今日の朝ごはんは何を食べよう」
「どんな服を着よう」
「車で行こうか、自転車で行こうか」 ・・・これも意思決定
いつもの意思決定に、いかにデータに基づく判断を組み込んでいくか
データに基づく判断をやりやすい環境をどう提供していくかが大切
データ活用を定着・浸透させるために
日常業務の延長に、自然とデータ活用をするためのデータを配置して、利用者が知らないうちに利用している状況をつくる
データを視覚化する機能もあるため、BI機能を活用していくのもひとつですが、ツールを提供するだけでは、操作に慣れが必要だったり、使いこなすリテラシーも必要になってきます。
理想は、日常業務の延長で気づけば使っている状態になること。業務で利用するシステムと連携して少ない手数で必要なデータにたどり着けたり、身近なデータを視覚化するなど、ツールを意識せずにBI機能が利用できる状態が望ましいといえます。
何事にも、変わることに戸惑う人、拒否感を持つ人がでてきます。漠然としたものよりも具体性をもたせると自分事と感じやすいので、利用者の日常業務の中でデータ活用を経験してもらうと「実感」につながりやすくなります。
データ活用を実践するためのBIプラットフォームの構築と継続して価値を創出できる体制づくり
データ活用で変化を的確にとらえていくためには、それを支える基盤と体制が必要になります。とはいえ、何にもない中、手探りで進めていくのは大変なので、小さく始めて、変化を取り入れながら大きく拡げていく進め方がおすすめです。
大事なのは、新しい課題をみつけ提供しつづけていくこと。継続した取り組みをつくることでスキルと体制の維持にもつながり、繰り返し成功体験を積み重ねていくことで、良い循環を生み価値をたかめていくことになります。
データ活用が進み、便利になることを利用者が実感できれば、自然と利用も広がり、データに基づく判断をおこなう人の行動にも作用してきます。
違う形で見てみたい、他のデータも取り込んでみてみたい、クラウドと連携したい など、新しくニーズが出てきたときや変化があったときに、BIプラットフォームがあればニーズを取り入れて工夫をしていきやすくなります。
積み上げていく活動には内製化が向いている
状況に変化がおこったときや、何かをやりたいと思ったときに、自社で内製するリソースやスキルがあれば臨機応変に対応できます。
新しいことにチャレンジしてみたいがそれを実現する術がない、準備に時間がかかりタイミングを逃してしまった・・・では、次に打つ手がなくなってしまいます。
だからこそ、いかにタイムリーに対応していけるかという点で内製化がキーとなってきます。自社で内製できるリソースを保有することで状況の変化が起こっても臨機応変に対応できるため、短期間でのリリースや改変を可能にし、自社のやりたいことを実現・推進しやすくなるといえます。